「フリーランスの動画編集者ってどうやったらなれるの？」
「フリーランス編集者の年収や月収が気になる」
フリーランスの動画編集者に憧れてはいるものの「何から始めればいいの？」と悩んでいる人は多いです。
本記事では「フリーランス動画編集者のなり方」や「フリーランス動画編集者の年収」を解説していきます。
また、合わせて「案件の獲得方法」も紹介しているので、フリーランスの動画編集者に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスの動画編集者の月収・年収 | ぶっちゃけいくら稼げる？
フリーランス動画編集者の月収・年収は以下のとおりです。
動画編集を仕事にする場合、フリーランスの年収相場は200〜400万円程度が想定されます。受注する仕事の量や単価によって収入は異なるため、幅広い相場になりやすいのが特徴です。
引用：ペイッター
上記を見て分かるように、フリーランス動画編集者の年収はそこまで高くありません。
年収相場は200〜400万円程度となっており、月収に換算すると20万円〜30万円程度です。
ただし、売れっ子YouTubeの専属編集者や組織化して稼いでいる編集者の年収は、1,000万円以上と言われています。
フリーランスの動画編集者を目指している方は、上記の相場や金額を参考にしてみてください。
フリーランスの動画編集者の仕事・案件・求人情報
ここからは、フリーランス動画編集者の仕事や案件、求人情報を紹介していきます。
- 動画編集者の主な仕事内容
- 動画編集者の主な案件
- 動画編集者の求人情報
1つずつ解説していくので、フリーランスの動画編集者に興味がある方は参考にしてみてください。
動画編集者の主な仕事内容
動画編集者の主な仕事内容は以下の5つです。
- 企画や構成
- 撮影
- カットや編集
- 素材の追加
- BGMやナレーションの追加
まずは、動画の骨格となる企画や構成を考えていきます。
企画や構成が決まったら、次に撮影をしていくのですが、映像撮影の仕事はカメラマンや撮影スタッフの仕事のため、動画編集者が撮影を行うことはほとんどありません。
撮影が済んだら、映像をカットしたり編集したりしていきます。
また、動画に合うBGMやナレーションを選び、追加するのも仕事の1つです。
すべての編集が完了したら、最後にミスがないか確認していきます。
動画編集者に興味がある方は、上記の流れを参考にしてみてください。
動画編集者の主な案件
動画編集者の主な案件は、以下のとおりです。
- YouTubeの動画編集
- ショート動画（SNS）の編集
- 動画広告の編集
動画編集者の案件は、主に上記の3つが主流です。
特に、最近はショート動画が流行っているので、instagramのリール動画編集案件やTikTokの動画編集案件が増えてきています。
もちろんYouTubeの動画編集案件も多いですが、長尺動画の編集は作業工数が多いため、動画編集初心者にはおすすめできません。
動画編集初心者は、ショート動画の案件からチェックしていきましょう。
動画編集者の求人情報
動画編集者の求人情報の一例を紹介します。
- 動画編集者（未経験歓迎）：月給22万円～40万円（正社員）
- 動画編集者（経験者歓迎）：月給25万円～50万円（正社員）
- 動画編集者（業務委託）：1本5,000円〜（フリーランス）
上記の求人情報はあくまで一例ですが、未経験者歓迎の求人も多いです。
また業務委託の案件も多く、業務委託だと月給ではなく「1本の動画を編集して5,000円」といったように、業務量によって報酬が変わってきます。
安定して稼ぎたいなら正社員の求人に応募するのが良いですが、たくさん稼ぎたいなら、フリーランスの動画編集者を目指すのが良いでしょう。
動画編集者に興味がある方は、上記の求人情報（一例）を参考にしてみてください。
未経験ではフリーランスの動画編集者になるのは厳しい？
未経験かつフリーランスの動画編集者として生計を立てていくとなると、正直厳しいです。
理由は以下の3つです。
- 動画編集ソフトの勉強が大変だから
- 競争率が高い
- 長尺動画は作業工数が多いから
動画編集者になりたいなら、まずは動画編集ソフトを使いこなせるようにならなければいけません。
特にAdobe Premiere Proは必須のソフトウェアで、最初は覚えることが多くて大変です。
また、動画編集は誰でも気軽に始められるため、競争率も高いです。
さらに、動画編集の仕事は作業工数が多いので、途中で嫌になって辞めてしまう人も少なくありません。
そのため、いきなりフリーランスの動画編集者を目指すのはおすすめできません。
どうしてもフリーランスになりたいという方は、副業やアルバイトから始めるのが良いでしょう。
また、次の見出しで「フリーランスの動画編集者になる方法」を解説しているので、興味がある方は参考にしてみてください。
フリーランスの動画編集者になる方法・始め方を解説
ここからは、フリーランスの動画編集者になる方法・始め方を解説していきます。
- まずは独学からスタート
- 簡単なショートムービーを制作してみる
- 慣れてきたらAdobe Premiere Proを購入し勉強
- 試しに長尺動画を制作してみる
- 職業訓練校で学ぶのもおすすめ
- ポートフォリオを作成して営業
1つずつ解説していくので、フリーランスの動画編集者を目指している方は参考にしてみてください。
まずは独学からスタート
まずはYouTubeやGoogle検索でヒットする記事などを活用して、動画編集の基礎や基本を学んでいきましょう。
YouTube動画で学びたいという方は、以下のYouTubeチャンネルを参考にしてみてください。
- クリエイターズジャパン
- YOTA NARUSE
- こーたろーちゃんねる
動画編集の基礎やソフトウェアの使い方を学ぶことができます。
また、最初のうちは無料で使える動画編集ソフトorアプリを活用していきましょう。
おすすめのソフトやアプリについては、次の見出しで解説しているので、参考にしてみてください。
簡単なショートムービーを制作してみる
独学で動画編集の基礎や基本を学んだら、次にショートムービーを制作していきましょう。
ショートムービーとは1〜3分程度の短い動画のことで、動画編集初心者でも気軽に制作することができます。
ショートムービーを作る際は、以下の無料のサイトorアプリを活用していきましょう。
- PowerDirector
- iMovie
- Filmmaker Pro
直感的に編集できる機能が備わっているため、動画初心者でも気軽に利用できます。
ショートムービーに興味がある方は、上記のアプリを参考にしてみてください。
慣れてきたらAdobe Premiere Proを購入し勉強
ショートムービーの制作に慣れてきたららAdobe Premiere Proを購入し、使い方を勉強していきましょう。
Adobe Premiere Proとは、Adobeが販売している動画編集ソフトウェアです。
Adobe Premiere Proは、魅力的な動画をすばやく制作できる最先端の編集ソフトウェアです。
引用：Adobe Premiere Pro
動画編集に便利な機能はもちろん、最先端のAI機能も備わっています。
そのため、ショートムービーはもちろん、YouTube動画のような長尺動画も編集してみたい方は、Adobe Premiere Proを購入していきましょう。
Adobe Premiere Proの料金は月額3,280円（税込）ですが、頻繁にキャンペーンセールを行っているので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
試しに長尺動画を制作してみる
Adobe Premiere Proを使いこなせるようになったら、次に長尺動画（10分以上）を制作していきましょう。
最初は大変だと思うので、まずは興味があるジャンルや好きなジャンルの動画を制作していきましょう。
長尺動画を制作する際の注意点は、以下のとおりです。
- 著作権を侵害しない（音楽や画像）
- フリー素材について調べる
- 適切なファイル形式を選択する（特にYouTube）
映像や音楽、画像には著作権があるため、無断で使用するのはNGです。
最悪、法的措置をとられることもあるので、注意してください。
また、画像と同じように、動画にもたくさんのファイル形式があります。
YouTubeは高画質かつ圧縮率がよいMP4形式を推奨しているので、ファイル形式を選択する際は、MP4形式を選択していきましょう。
職業訓練校で学ぶのもおすすめ
「独学はきつい」という方は、職業訓練校で学んでいきましょう。
職業訓練とはハローワークが実施している公的制度のことで、Webスキルやビジネススキルを無料で学ぶことができます。
職業訓練とは、就職に役立つ知識やスキルを基本的には無料で習得することのできる公的な制度です。多種多様なコースが用意されており、訓練機関の職員に就職相談をすることもできます。期間は3ヶ月から6ヶ月間のコースが一般的ですが、一部1〜2年間の長期コースもあり、そのなかには有料のものもあります。
引用：LITALICO仕事ナビ
具体的には、以下のようなスキルを学べます。
- 動画編集スキル
- Webデザインスキル
- プログラミングスキル
- パソコンスキル
- 事務関連のスキル
受講料は無料かつ給付金も支給されるため、お金をもらいながら勉強することができます。
「プロの講師から動画編集の基礎を教わりたい」という方は、職業訓練校を参考にしてみてください。
ポートフォリオを作成して営業
動画編集やソフトウェアのスキルを身につけたら、実際にポートフォリオを制作していきましょう。
ポートフォリオとは、自分の制作した動画をまとめた作品集のようなものです。
自分の実力を知ってもらうための営業ツールでもあるので、必ず作成するようにしましょう。
ポートフォリオを作成するときは、以下の要素を盛り込んでいきましょう。
- 自己紹介（簡単な経歴を記載）
- 作品紹介（編集や制作の意図を説明）
- 得意なジャンル（エンタメや美容など）
- 使用しているソフトウェア（Adobe Premiere Proなど）
- 単価や料金設定（YouTube動画の編集1本5,000円～など）
作品を紹介するだけではダメで、あなたの人となりが分かるような文章や単価・料金設定なども記載するようにしましょう。
案件の獲得方法に関しては、次の見出しで解説しているので、参考にしてみてください。
フリーランスの動画編集者が案件を獲得する方法
ここからは、案件の獲得方法を紹介していきます。
- クラウドソーシングサイトを活用する
- 求人サイトで探す
- SNSで案件を探す
- 企業のHPから応募する
- オンラインコミュニティに所属する
フリーランスの動画編集者に興味がある方は、参考にしてみてください。
クラウドソーシングサイトを活用する
まずは、クラウドソーシングサイトを活用していきましょう。
クラウドソーシングサイトとは、仕事を頼みたい「発注者」と仕事を探している「受注者」を繋げてくれるサービスのことです。
おすすめのクラウドソーシングサイトは、以下の2つです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
上記の2つのサービスは、業界最大手のサービスとして有名で、案件数も豊富です。
動画編集者初心者は、上記のサービスを参考にしてみてください。
求人サイトで探す
以下のような求人サイトで副業、アルバイトの案件を探すのもおすすめです。
- indeed
- 求人ボックス
- wantedly
特におすすめなのが、求人数が日本一のindeedです。
絞り込み検索機能も充実しているので、動画編集案件をじっくり探したい方は参考にしてみてください。
また、Web系の求人が豊富なwantedlyもおすすめです。
動画編集に関連する案件が豊富なので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
企業のHPから直接応募する
企業のHPから直接応募するのも良いでしょう。
正社員はもちろん、業務委託やアルバイトの募集をしている企業も多いので、気になる企業がある場合は、HPをチェックしてみてください。
また、Twitterアカウントやinstagramアカウントでフリーランスを募集している企業も多いです。
そのため、HPだけではなくSNSアカウントも確認していきましょう。
ただし無視されることもあるので、一社に絞るのはおすすめできません。
気になる企業をいくつかピックアップしておきましょう。
SNSで案件を探す
SNS（TwitterやInstagram）で仕事を探すのもおすすめです。
特にTwitterがおすすめで、以下のキーワードでエゴサすると、たくさんの求人が出てきます。
- 動画編集者 募集
- 動画編集者 未経験 募集
- ショート動画 募集
ただし、低単価で募集しているブラック企業や詐欺業者も紛れているので、応募の際はプロフィールやツイート内容をしっかりチェックしていきましょう。
また、報酬額を記載せずに募集を行っている業者もいます。
報酬が記載されていない場合は、DMやリプで報酬内容を質問してから、応募するようにしてください。
「教えてくれないor回答を渋る」業者は悪質な業者なので、応募を控えるか無視しましょう。
オンラインコミュニティに所属する
オンラインコミュニティに所属して、案件を探すのもおすすめです。
オンラインコミュニティとは、以下のようなサービス・コミュニティのことです。
- オンラインサロン
- オープンチャット
- オンラインスクール
特にオンラインサロンやオープンチャットがおすすめで、無料もしくは月額料金が安いので、動画編集初心者におすすめです。
また、動画編集のスキルを学べるオンラインスクールもおすすめです。
ただし「求人の倍率が高い」といったデメリットがあるので、実績を作ってから応募するのが良いでしょう。
動画編集の案件を探している方は、参考にしてみてください。
フリーランスの動画編集者になるメリット
ここでは、フリーランスの動画編集者になるメリットを3つ紹介していきます。
- 場所や時間に囚われず自由に働ける
- 自分の頑張り次第で年収が決まる
- 人間関係で消耗しない
1つずつ解説していくので、フリーランスの動画編集者に興味がある方は、参考にしてみてください。
場所や時間に囚われず自由に働ける
フリーランスは出社義務がないので、場所や時間に囚われず自由に働くことができます。
実際、以下のような生活を送っているフリーランスの動画編集者は多いです。
- 好きな時間に起きて好きな時間に仕事する
- 気分転換にお気に入りのカフェや飲食店で仕事する
- 週3日〜4日休む
上記のように、フリーランスは働く時間や休日を自由に設定できます。
また、納品日さえきっちり守ることができれば、週3日〜4日休むことも可能です。
場所や時間に囚われず自由に働きたいと思っている方は、フリーランスの動画編集者を目指していきましょう。
自分の頑張り次第で年収が決まる
フリーランスの動画編集者は、自分の頑張り次第で収入が決まっていきます。
動画編集のスキルアップと営業を頑張れば頑張るほど、仕事が舞い込んでくるからです。
本来、一般的な会社員の場合だと、いくら会社に貢献しても、数万円の昇給が限界でしょう。
しかし、フリーランスになれば、仕事を頑張れば頑張るほど、収入が上がっていきます。
そのため、数十万円の年収UPを狙うことも可能です。
実際、数年前は普通の会社員だったのに、今では年収1,000万円以上を稼ぐフリーランス動画編集者も実在します。
ただし、動画編集者として稼いでいきたいなら、動画編集以外のスキルも必要になってきます。
- マーケティングスキル
- 企画や台本を作るスキル
- 撮影スキル
フリーランスの動画編集者に興味がある方は、上記の内容を参考にしてみてください。
人間関係で消耗しない
一般的な会社員の場合、職場に嫌な人がいても、我慢して働くしかないでしょう。
しかしフリーランスの場合は、苦手な人と毎日顔を合わせる必要がないうえ、最悪仕事を断ることもできます。
職場の人間関係で消耗している方や、人間関係のストレスで疲れている方は、フリーランスに転向するのもありです。
実際「人間関係に疲れた」という理由で、フリーランスに転向している人は多いです。
フリーランスに興味がある方は、上記の内容を参考にしてみてください。
フリーランスの動画編集者になるデメリット
フリーランスの動画編集者になるデメリットは、以下の2つです。
- 収入が安定していない
- 孤独を感じてしまうこともある
1つずつ解説していくので、フリーランスに挑戦してみたい方は参考にしてみてください。
収入が安定していない
フリーランスライターは収入が安定していません。
いきなり契約を切られる可能性が高いor報酬が下がってしまうこともあるからです。
正社員の場合、毎月決まった給料が振り込まれる上に、いきなり契約を切られることもないので、安定して給与を受け取ることができます。
しかし、フリーランスは「業務委託契約」が一般的なため、いきなり契約を切られてしまうこともあります。
また、いきなり報酬額を下げてくるクライアントも少なくありません。
このように、フリーランスは収入が安定していません。
収入が不安定というデメリットをきちんと踏まえた上で、フリーランスとして働くか検討してみてください。
孤独を感じてしまうこともある
フリーランスはリモートワークが一般的なため、孤独を感じやすいです。
そのため、途中で嫌になって会社員に戻る人も多いです。
通勤がないというメリットは、裏を返せば孤独に家で作業しなくてはいけないというデメリットにもなります。
クライアントとZoomやSkypeで会議をすることもありますが、動画編集者の場合は多くても週に1回くらいです。
そのため、フリーランスは会社員と比べると人と話す機会がほとんどありません。
フリーランスに興味がある方は、上記のデメリットも参考にしてみてください。
フリーランスの動画編集者に関するよくある質問
ここでは、フリーランスの動画編集者に関するよくある質問と回答を紹介していきます。
フリーランスの動画編集者に興味がある方は、参考にしてみてください。
フリーランスの動画編集者って増えてるの？
増えています。
無料の教材やオンラインスクールが充実しているからです。
そのため、求人や案件も年々増えています。
フリーランスの動画編集者ってどのくらい稼げるの？
冒頭でもお伝えしたとおり、年収の相場は200〜400万円程度です。
ただ、プロジェクトの規模やクライアントによって収入が変わってくるので、1,000万円（年収）以上稼いでいる人もいます。
動画編集者の仕事って未経験からでも始められるの？
未経験からでも始められます。
未経験者歓迎の求人もあるので、気になる方は求人サイトをチェックしてみてください。
フリーランスの動画編集者になる方法！まとめ
今回はフリーランスの動画編集者になる方法を解説していきました。
最後におさらいとして、フリーランスの動画編集者になる方法を再度紹介しておきます。
- まずは独学からスタート
- 簡単なショートムービーを制作してみる
- 慣れてきたらAdobe Premiere Proを購入し勉強
- 試しに長尺動画を制作してみる
- 職業訓練校で学ぶのもおすすめ
- ポートフォリオを作成して営業
フリーランスの動画編集者を目指している方は、上記の流れを参考にしてみてください。
フリーランス動画編集者を目指している方の参考になれば幸いです。